12世紀に建てられた修道院

2024年6月、この記事が公開される時、イギリスに滞在中です。今回はコッツウォルズからウスターシャーなどを通り、北ウェールズを訪れる旅程です。ガーデンが美しい季節で、多くのガーデンを楽しみました。

毎日のハイライトを、インスタにアップしていますので、是非ご覧ください。https://www.instagram.com/dahlia_kudo?igsh=MWhzZGJld2Z1aXV5eA%3D%3D&utm_source=qr

今回は、訪れた中で、特に印象に残るリトル・マルベン・コート(以下マルベン)のガーデンを写真を紹介します。

ヒストリックハウス名:リトル・マルベン・コート
所在地域:ウスターシャー
訪問:2024年6月22日

マルベンは12世紀に修道院として建てられ、その後ヘンリー8世の教会破壊の際に、王室所有に。そして今の当主であるベリントン・ファミリーの先祖のヘンリー・ラッセル(Henry Russell, ?) がメアリー女王(Mary I, 1516-1558)から購入した館です。

修道院の別館として建てられ、その後、増築が繰り返された館

マルベンのガーデンには、エントランス・ガーデン、ローズ・ガーデン、テラス、ウォール、スプリング・ガーデン、などのエリアがあります。ガーデンを歩いていると、風景が次々と変わっていきます。

ローズ・ガーデン
生垣で囲まれたヘッジ・ガーデン
蓮の花が咲く池
池からハウスを臨む
樹齢500年以上のオーク
マルベンを訪れた子供時代のヴィクトリア女王が、右のライムの木にブランコをかけて遊びました。ヴィクトリア女王が、遊んだ頃は大木だったライムは、今から15年ほどに前に、嵐で倒れて衰弱し、枯れかけています。しかし、左の木々は右の木の子孫らで地表を這う枝で繋がって、子孫は順調に成長しています。
ピンクのゼラニウムが、フォーカルポイントになっている
階段周りに花があることで、道具小屋がガーデンと一体化
ドア周りの植物は、断熱にも役立ちそうです

イギリス滞在もあと1週間ほど。引き続き、「英国歴史の館」を、実地研究してきます!